HIVの増殖を抑え、エイズを発症しないようにする治療が確立されつつあります。
その治療法について説明します。
確認検査を終え、最終的に感染が判明すれば、治療方針を決めます。
現在は、数種類の薬剤を服用することによって、HIV(エイズウイルス)の増殖を抑える治療が効果をあげています。
残念ながら、HIV(エイズウイルス)を体内から完全に消失させることはできませんが、治療がうまくいけば、エイズの発症を防いだり遅らせたりすることができ、通常の社会生活が可能です。
まず、どこで治療を行うかが重要です。
国立国際医療センターを頂点とする、ブロック拠点病院 などで治療されることをお勧めします。
HIV感染者の治療の開始時期についてですが、HIVに感染しているからと言って、すぐに治療は開始されません。
リンパ球数(CD4陽性リンパ球)が一定の数量未満になった場合が、治療開始の時期とされています。
リンパ球数の数が低下するまでに治療を始めればと思うのですが、「治療効果」と治療を始めることにより起こる「副作用」などとのバランスにより考えられているようです。
治療は標準的に多剤併用療法(HAART)という治療が行われます。
服薬による治療で、日本では10数種類の薬剤が認可されており、その組み合わせ(主な組み合わせは5種類)により数種類の薬を服薬します。
治療効果の測定や、副作用についても確認しながら薬剤の変更についても検討されます。
また、初回の治療をどのように行うかも重要です。
薬剤の決定については、患者と十分に相談した上で決められます。